【独占インタビュー】VTuber羽海よぞらさんに聞いてみた！　ASMR配信の今のお話！

過去にグラドルをされていたと思いますが、そこからVTuberになろうと思ったきっかけを教えてください？

羽海よぞら：元々コスプレイヤーをやっていて、その延長でグラドル・地下アイドルをやらせていただいてました。
他にも声に関係するお仕事、ラジオDJも経験させていただき、もっと声を活かせる活動ができればいいなと思ってVTuberを始めたことがきっかけでした。
新しいクリエイターや活動者の場だと私は強く感じました。

VTuber以外に声を活かした仕事、たとえば声優は選択肢になかったのでしょうか？

羽海よぞら：実は声優になりたいという夢も持っていたのですが、小さい頃から扁桃腺が弱くて。
その所為もあって昔、定期的に声を使った仕事をするというのが難しいと言われていました。
それで声優の夢を諦めたんですが、VTuberだったら「自分のリズムで活動ができる、今更だけどやってみたい」という気持ちになりました。

機材は自分で一から用意されたのですか？

羽海よぞら：ラジオDJをしていた時に機材を支給していただいていて、その道具を使って活動を始めました。

流用していたんですか？

羽海よぞら：そうなんです。 最初のうちはオーディオインターフェイスも仕事で支給されたものを使っていました。
でも、配信を重ねていくうちにマイクこれ欲しいなとか思い始めて。それこそ今はコンデンサーマイクを使ってるんですけれども最初はダイナミックマイクを使って配信してたんです。
活動していく中で学んでいくこともあって、どんどんアップデートして、機材一式ちゃんと自分で買い揃えて今は活動しております。

もともとかなり配信をしやすい環境だったのですね。

羽海よぞら：かなり恵まれた環境からのスタートが切れたんじゃないかなっていう風に思ってます。
ただ活動をしてから知ったことで、デビュー前に準備中だったりでアカウントを作って広報活動をしている方々たくさんいらっしゃるじゃないですか。
私はそれせずに「体ができました。もう配信できるぞ」のその時にX（旧Twitter）を始めたので、もう本当に右も左もわからないまま姿だけポンって大海に出てしまいました。
環境は恵まれていたものの初動がすごく良くなかったんですよね。
今思うと土台作りができない状態でスタートしてしまいました。

最近公式裏アカも始められてさらに活動の幅を広げてらっしゃいますね。

羽海よぞら：公式裏アカは実写Vを主体としているので、「実写は見たくないよ」とか「成人向けの内容は苦手だよ」という同じ活動者様もいらっしゃいますのでそこの棲み分けですね。
みんなで気持ちよく活動していきたいなという風に思うので分けさせてもらいました。
Vの方との繋がりも大事にしたい、でも自分の活動も蔑ろにしたくない。
そういった意味での棲み分けは大事だなと気を付けながら活動させてもらってます。

【公式裏】羽海よぞら♑️🌙AVtuber

ASMRはいつぐらいからやりたいと思われてたんですか？

羽海よぞら：活動を始めてから一カ月経たないうちに「いつかやります！」と宣言していました。
さっきお話しした通りデビューと同時にX（旧Twitter）を始めて、それが2022年11月でした。
ASMRは元々知っていたジャンルではあったんですけれども、私が聞いてたものはスライムの音などでした。
自分が活動していく過程で「人がやってもいいんだ」「こんなジャンルもあるんだ」「ASMRでこんなことをしてもいいんだ」っていうのを知って、私も挑戦したらASMRできるのかなと思いまして。

主にニコニコでASMR配信をされていますが、シナリオは自分で書いているのですか？　それとアドリブですか？

羽海よぞら：ほぼアドリブですることが多いです。
たまに事前にシナリオを作って頭の中でこんな進行でやろうっていう時もあるんですけれども、ほぼアドリブが多いですね。 ASMRをやってる時は大変な部分もあるのは事実なんですけれども自分が楽しんでやってる部分もすごくあるのでやってるうちにどんどん私自身もノってきちゃうんです。
正直やってて配信ギリギリのことまで言いそうになってしまったりもあるんですけれども、時間を見ながら区切りをつけて一線も超えないようにという感じで楽しんで時間は過ごさせてもらってます。

楽しむのが大事ですよね。

羽海よぞら：そうですね。私の配信、ASMRもそうだしR18の活動もそうなんですけれども、私が一番心がけていること、自分の信念に近しいものではありますが「いかに自分の世界にリスナーさんを引きずり込めるか」というのは日々挑戦しながら目標として掲げて活動をしています。

どういう言葉や演技でリスナーさんを自分の世界に引きずり込むことを意識していますか？

羽海よぞら：やっぱり自分の世界観に入ってもらうにはまず「距離感」を大切にしています。
AVの冒頭インタビューみたいな時間のような感じで「距離感」を徐々につめていきたいです。
自分のR18の配信もドロッドロに甘々でエッチなことをする時もあるんですけれども、企画モノのAVみたいな「ああやってなんか笑いながらもエッチなことする」みたいなノリで楽しんでいただければいいなっていう風に思ってます。
親しき中にも礼儀ありという言葉を大切にしつつ、いろんな話をしていくうちに、安心してもらったり「こんなやりとりもできるんだ」って感じてもらえればいいなぁと思っています。
友達だったり恋人だったりっていう風な距離感で考えていただければ嬉しいです。
私もそのつもりで、リスナーさんと一緒にASMRを楽しんだりとか配信でたくさんお話しさせていただいてたりもあるので。
雑談もすごく好きで、普通のお話もそうですし、エロい話をみんなでワイワイして「えーｗそういうことしたことあるのw」みたいな。
友達と居酒屋で飲んで話す感覚で、そういう明るいエロを提供できたらなって。
私の配信に来てもらっているということで、私の話が主体になると思うんですけど、そうやってみんなで話せたりとか、私の配信を通じてリスナーさんが楽しんでもらえれば私の世界を楽しんでもらえたっていう風な認識ですね。

羽海さんは個人勢ですが、事務所への所属は考えたことはありますか？

羽海よぞら：最初の頃は活動で思い悩んだりして所属も考えたことがありました。
とくにアダルト向けの配信はすごくやりやすくはなるとは思うんですが、事務所に所属すると他の活動者様との交流だったりとかコラボだったりが割と管理されてしまうので。
それが私の方針とは合わないなと感じたので個人で自由に活動させていただいております。

ニコニコチャンネルは公式から依頼があったのですか？

羽海よぞら：はい。ニコニコの方からお声掛けをいただきまして始めました。
ちょうどyoutubeでASMR配信の規制がどんどん厳しくなってきた時で、少しでも危ない配信をするとすぐ警告をもらってしまう時期がありました。
より安全により自由な配信ができる場所を考えていた時に、ニコニコチャンネルのお声掛けだったので本当にニコニコチャンネルの中では自由にやらせていただいてます。
やっぱり配信する上で私たちの一番の大敵って凍結やBANで、自分のやりたいことが許される場所で楽しんでもらうっていうのが一番私たちが守っていかないといけないルールです。
そこをいろいろ擦り合わせた結果、私はニコニコチャンネルが安心かなっていう風には考えていますね。

これからニコニコチャンネル熱いですね。

羽海よぞら：だいぶASMRチャンネルが増えてきていますね。
本当にニコニコ動画は、日本の動画エンターテイメントの基盤となるサイトだと思っているので、YouTubeがだんだん厳しくなりつつある今、ニコニコにスポットが当たってくれればいいなっていう風に私は願ってます。

【Fantia】よぞらのふわあまふぁんくらぶ

個人で活動されている中でもっとも大変だと思うこと、苦労されることを教えてください。

羽海よぞら：いやらしいお話にはなってしまうんですけれども、配信環境がすべて自費であることですね。
すべてが自費、そして結果がでなければ、すべて負担は自分。
金銭的にも精神的にもだいぶ大変かなっていう風に思います。幸いにもリスナーさんに恵まれて、対人トラブルというのは今までもなかったです。 どうしてもクオリティの高い配信をリスナーさんに届けようと思うと、ちゃんとした機材が必要で、その負担が大変でした。

ちなみに個人スタジオを作られたとお聞きしたのですが、いかほど掛かったのでしょうか？

羽海よぞら：数万いくか、いかないかぐらいでできました。
工事が必要だったこととしては、部屋の照明が電球でLEDじゃなかったんですよ。
それをLED化して白色だったりとか暖色に照明を変更できるようなものに工事をしたのでそっちが意外と高かったと思います。

話は変わりますが、もしリスナーと1日デートができたらどのように過ごしたいと思いますか？

羽海よぞら：ありきたりなことを言えなくて大変申し訳ないんですけれども、お家デートが私大好きなのでお家でゴロゴロしてたいです。
ひたすら映画見たりーとか、ゲームで一緒に遊んだりーとか。
すごく悪い言い方なんだけど、外でご飯食べてもお行儀良くしなきゃいけないじゃないですか。
私お酒大好きなので、昼間からダラダラ飲んで「あでもない、こうでもない」って映画を見て、ゲームして、なんかもう堕落した1日が過ごしたいです。

羽海さんはヤギと悪魔を模しているので、性欲も司っているのですか？

羽海よぞら：そうなんです。
ダラダラと過ごしてそこから「何が起こるやら」と。なのであえてお家かなっと。
それにやっぱりすべて叶えられるのはお家なんだなっと私は思ってます。
私はその人の素が見られるのってお家だと思ってます。
お外だとどうしてもね、カチッてお外モードになっちゃうので、お家で「そのままのあなたを見せてほしいな」っていう風には思います。

エンターテイメントはどういったのがお好きなのでしょうか？

羽海よぞら：私すごく趣味が広くて、その中でもミュージカルを見に行ったり舞台を見に行ったりってことが好きです。
衣装を注目したりとか、音響こうやってるんだとか、細かいところまで見て楽しんで、色々吸収することが多いです。
あと、これあまりお話ししたことないんですけれども野球観戦も大好きなのです。
最近全然忙しくて行けなくてないんですけれども球場行ってビール飲みながら野球観戦っていうこともしてました。

最後に、今後、一番力を入れていきたい活動・方向性を教えてください。

羽海よぞら：私の今年の目標としましては、年内にFANZA同人やDLsiteで販売されているようなASMR音声作品を1個出すのが目標です。
アダルト配信とASMRとの組み合わせって私の中では良くないと思うんですよね。
たとえば喘いでしまうとバイノーラルマイクは音をかなり拾ってしまうので音割れを起こしたりします。
人によっては、その絶叫してるのが好きっていう人もいらっしゃると思うんですけれども、マイクの拾い方と私が発してる声のバランスが良くないんですよね。
なのでそこをうまく融合させるのに挑戦していきたいです。
私の世界に引きずり込めるASMR、喘ぎのASMRを提供できるよう、一つ一つのクオリティを高めて活動していきたいなと考えています。

YouTube 羽海よぞら